大阪とかで働くスタッツ厨

バスケットボールのスタッツとかが好きな人。 Run and gunが大好きなサンズファン。 懐古厨。

HHIとUSG% Part2 ――出場選手が多いチームはリバウンドも多い?――

aoiです。

前回に引き続き,今回もHHIとUSG%についてです。

Bリーグの各チームと各プレイヤーについて見ていきたいと思います。

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  • B1各チームのHHIについて 

17‐18シーズンのスタッツを用いて各チームのHHIを算出しました。

 表:各チームのHHI(時間)

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縦軸がHHI

グラフを見ても,さほどチーム間で差は無い様子が見受けられます。

そこで,HHIと各スタッツの関係性を確かめるため,相関をとってみました。

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 BSRは被ブロック数。FDは被ファウル数。

理由ははっきりしませんが,HHIとTRB・AST(グラフ中オレンジ)に中程度の相関が見られます。TRBは,ORBの相関が低いことから,DRBとの相関が高いことが窺われます。

 

それにしても,なんだか面白い関係性ですね。

交代が多く,各選手に体力が温存される分,運動量が多くなるためでしょうか?

 続いて,USG%について見ていきましょう。

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 宮地さんの指摘通り,各チームのエース選手が名を連ねています。

 これだけでは,物足りないので,昨シーズンベスト4のチームについて,USG%を観てみましょう。

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 アルバルク東京

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シーホース三河

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千葉ジェッツ

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琉球ゴールデンキングス

いずれのチームも,最もUSG%が高い選手は外国人選手であり,USG%が20%を超えている選手がいない点が共通しています。

こう見てみると,千葉の富樫選手のUSG%はガード選手としては高めの部類に入りそうです。

 

  • さいごに

今回は,マイナーなHHIとややマイナーなUSG%について見てみました。

USG%は,誰が攻撃を担っているか可視化できる指標なので,チームにおける中心選手を定量的に裏付けることが出来ると思います。当然,USG%はチームの事情によって大きく影響を受ける指標ですので,チーム間比較の差異には,割引いてみる必要があると思いますが,新たな視点を得るという意味合いでは,こうしたマイナーな指標をチームで単純比較してみるのも,面白いと思います。

また,データを置いておきますので,ミス等ありましたら,教えて頂けますと幸いです。

それでは。

 

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